
- ダウ理論ってなんなの?
- ダウ理論で何がわかるの?
- ダウ理論の使い方が知りたい!
⬆︎このような疑問にわかりやすくお答えします。
- ダウ理論とは?
- ダウ理論6つの法則について
- ダウ理論を使うことでわかること
- 初心者にオススメのFX口座3選
本記事では、チャート分析の基本となるダウ理論6つの法則をFXトレードに当てはめて解説させていただきます。
ダウ理論とは?
ダウ理論とは、米国の証券アナリストである「リチャード・ダウ氏」が考案したチャート分析理論のことです。
もともとダウ理論は”株取引”を前提とした分析理論なのですが、FXの値動きにも十分通用するとされており、多くのFXトレーダーがダウ理論を基にチャート分析を行なっています。

”ダウ理論を制するものは、相場を制する”といっても過言ではありません。
FX初心者の人は、まずダウ理論についてしっかりと学ぶ必要があります。
ダウ理論6つの法則

①平均はすべての事象を織り込む
市場価格の変動は、需要と供給に影響を与えるファンダメンタルズ要因だけでなく、地震や災害といった予測不可能な事象によっても大きく変動し、それらすべての要因が平均価格に織り込まれます。
つまり、相場の値動きは上がるか下がるかの2択ですが、何気ない値動きすべてに何かしらの要因があり、それらが複雑に絡み合って現在の価格となっているということです。
②トレンドには3種類ある
ダウ理論では、3種類のトレンドがあるとされており、それらは独立しているのではなく、互いに関連していると考えられています。
主要トレンド(長期トレンド):1年~数年のサイクル
二次トレンド(中期トレンド):3週間~3ヶ月のサイクル
小トレンド (短期トレンド):3週間未満のサイクル
実際にトレードする場合は、短期的なトレンドだけを意識するのではなく、長・中期的なトレンドも意識しつつ、ベストなポジション取りをすることが大切です。
③主要トレンドは3段階からなる
長期的な上昇トレンド/下降トレンドは、3つの段階から構成されていると考えられています。
1.先行期 | 少数のプロFXトレーダーによる価格の底値での買い、または、天井値での売りによって起こるトレンド。 |
2.追随期 | 価格の上昇、または、下降を確認した投資家が、追随する形で買いや売りを入れることで発生するトレンド。 |
3.利食い期 | 先行期に買い、または、売り注文を入れていた投資家が利益を確定する時期。 |
④平均は相互に確認されなければならない
複数の平均的な指標が存在する場合、互いに同じトレンドシグナルが見られないときは、明確なトレンドとして捉えることはできないという考え方です。

この法則は、平均株価に相当する指標が存在しないFXにおいては活用しづらいです。なのでスルーしましょう。
⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない
トレンドが発生するときは、出来高も多くなるという考え方です。
出来高が多くないトレンドは、ダマシであると考えるのが一般的です。

株式トレードと違って、出来高によるトレンドの有無を確認するのが難しいFXでは活用しづらい法則なので、こちらもスルーしましょう。
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
ダウ理論の中で、FXに活用できる最も重要な法則です。
上昇または下降トレンドが発生した場合、明確なトレンド転換のシグナルが出るまで継続し続けると考えます。
■上昇トレンド
直近高値・安値共に切り上げ。
■下降トレンド
直近安値・高値共に切り下げ。

⬆︎トレンドが続く限り、このような波形が継続すると、ダウ理論では考えます。
この波形が崩れたとき、明確なトレンド転換のシグナルとなります。
■上昇トレンドの転換シグナル
直近高値を切り上げず、直近安値を切り下げる。
■下降トレンドの転換シグナル
直近安値を切り下げず、直近高値を切り上げる。

⬆︎このような明確なトレンド転換のシグナルがでない限り、トレンドは継続し続けると考えられます。
FXで稼ぐには、トレンドに沿った順張りでトレードするのが好ましく、トレンドに逆らったトレードで利益を得るのは難しいとされています。
ダウ理論でわかること

トレンドの流れ
ダウ理論を意識したチャート分析を行うことよって、トレンドの流れを把握することができます。
長い時間足から得られる情報を基に、現在が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを判断し、そのトレンドの流れに乗って順張りすることで大きな利益を狙えます。

多くのトレーダーがダウ理論を意識しているため、一度始まったトレンドは、明確なトレンド転換のシグナルが出るまで継続する可能性が非常に高いです。
ベストな損切りライン
ダウ理論は、損切りの判断に活用することができます。
例えば、上昇トレンドの場合、直近安値の少し下に損切りラインを設定することで、予想が外れてトレンドが転換してしまったとしても損失を最小限に抑えられます。
逆に、明確なトレンド転換のシグナルが出ない限り、為替レートが直近安値を下回る可能性が低いので、継続して長くポジションを持つことで利益をしっかりと伸ばすことが可能です。

トレンドの終わり
ダウ理論では、トレンドが終わる際に、明確な転換のシグナルが出ると考えられています。
トレンドの終わりを明確なシグナルで判断し、ベストなタイミングでポジションを決済することで、利益を最大限伸ばすことが可能になります。
FX初心者にオススメのFX口座3選
ここからは、初心者にオススメの国内FX口座を3つ紹介させていただきます。
どの口座も総合力が高く、初心者から上級者まで使えるものばかりです。
ぜひ、口座選びの参考にしてみてください。
GMOクリック証券「FXネオ」

- 取引手数料・口座維持手数料、いずれも完全無料
- スプレッドが業界最小水準低
- シンプルで使いやすい取引ツール
GMOクリック証券の「FXネオ」は、取引手数料、口座維持手数料、共に完全無料で提供されている安心安全のサービスです。
スプレッドに関しても業界最小水準で、初心者から上級者まで幅広く使える口座となっております。
FXネオが提供している「プラチナチャート」は、非常に使いやすく初心者の方にオススメです。
特別なソフトをダウンロードしなくても、web上で使える非常にシンプルかつ使いやすいツールとなっており、チャート分析、即時注文を行う際に役立ちます。
GMOクリック証券は、FX取引高世界第1位※1を誇る、信頼あるFX会社ですので、老若男女問わず、どなたにでもオススメできるFX口座となっております。
松井証券「松井FX」

- 1通貨単位から取引可能
- レバレッジを自由に設定可能
- LINE通知サービスで新鮮な情報が見れる
FXは、基本1万通貨からが一般的なのですが、松井FXに関しては、「1通貨」から取引が可能です。
圧倒的に少額からFXを始められる数少ないFX口座で、
損失のリスクを最小限に抑えながらデモでは味わえないリアルなトレード経験を積むことができます。
また、松井FXは、LINE公式アカウントを運営しており、
急な価格変動やマーケット情報をLINEで通知してくれるので、有用な情報を手軽に取得することができます。
少額から始めたい人や、リアルな相場を低リスクで味わいたい人にオススメしたいFX口座です。
みんなのFX

- スプレッド、スワップポイントとも業界トップクラス
- スマホ・PC共に取引ツールが充実
- 1,000通貨取引に対応
「みんなのFX」は、2019年に「みんかぶFX 年間ランキング」スプレッド部門で第1位を獲得した実績を持つ安心安全のFX会社です。
業界最安水準の低スプレッドが特徴的で、ドル円やユーロ円のようなメジャー通貨だけでなく、その他のマイナー通貨ペアについてもスプレッドが狭くなってるため、さまざまな通貨を手軽に売買することができます。
みんなのFXは、高いスワップポイントも非常に魅力的なため、長期トレーダーにおすすめしたいFX口座です。
また、スマホ・PC共に取引ツールが充実しており、シンプルで使いやすいツールがユーザーから好評となっています。
1000通貨取引に対応しているため、少ない資金からでもFXを始めることができるのも初心者にとっては非常にありがたいです。
まとめ
今回は、チャート分析の基本”ダウ理論”について解説させていただきました。
”ダウ理論を制するものは、相場を制する”
ダウ理論についてしっかりと理解した上でトレードすることで勝率を大きく上げることができます。
何事も基本が大切です。
基本ができて始めて応用が効きます。
「ポリンジャーバンドが〜」とか「オーサムオシレーターが〜」とかは後回しにして、何よりも優先してダウ理論を学びましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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